社会保険労務士試験の難易度

社会保険労務士試験は、毎年5万人以上が受験する、人気の高い試験です。近年の社会状況によって、労働環境を取り巻く制度は、より複雑になっています。それに伴って、労働関係の法律の専門家としての社会保険労務士の人気は高まっており、受験者数は増えていますが、一般的に難易度の高い試験だと言われており、合格率が低いのも事実です。
社会保険労務士試験の合格者は年によって異なりますが、おおむね3,500人~4,500人で、合格率はおよそ7%です。平成25年度は5.4%と、低い結果でした。この数字を見て分かるように、決して簡単に合格する試験ではないと言えます。ですが、実際のところ、試験の難易度は高いのでしょうか。
じつは、もしあなたが社会保険労務士試験を受けるつもりであったのに、この合格率をそのまま鵜呑みにしてあきらめてしまうのは、もったいないと言えます。なぜならば、この数字には、初めて社会保険労務士試験を受ける方が、お試しに受験する場合も含まれているからです。試験は毎年8月に行われます。例えば、6月から試験勉強を始めて、この試験を受けた人もいるでしょう。来年の受験のために、一度試験を受けておくというのは、よい勉強法であると言えます。しかし、2ヶ月の準備期間では、初学者が社会保険労務士試験に合格することは、ほぼ不可能です。また、社会保険労務士試験では社会人の受験者も多く、しっかりと試験に対する準備ができないままであった、受験したという人も含まれていると推測できます。
これはどの試験についても言えることですが、しっかりと試験に対する準備をした人たちを母数にすれば、合格率は、全体のおよそ7%よりも高くなるのです。